私達の社会は問題を抱えています。
問題のあまりの多種多様さと膨大さと深刻さに目も眩み、冷笑主義的になるかもしれません。
しかし、だからこそ社会の根源について立ち返ることが必要と考えております。
なぜ我々は単独孤立した生物ではなく、社会を作ったのでしょうか?
原始から一貫して我々の社会形成と維持は共存共栄が目的であったはずです。
私は子供の頃、人から笑われるような夢を大勢の前で語りました。
「30億人を幸せにしたい」「世の中には愛が溢れている、みんながそれに気付いていないだけ」
当然、幸せや愛の定義は人それぞれです。なので、全世界を幸福や愛で埋めようとは思いません。でも半分ぐらいは出来たらいいなと思っています。
その話を聞いた同い年の知らない子がお話にとても感動しました、と勇気を出して言って下さいました。
私は想いを臆せず伝えたら想いが返ってくると言うことを人生で初めて知りました。
私達の行いや発言は大言壮語かもしれません。
そして、実際には大きく活動出来るほどの仲間も資金も時間的余裕もありません。
私達はいつか消える恐怖と共に、どこかに水の一滴でもと言う想いで活動しています。
私達は弱く、儚く、電子の海に沈んでいます。
それでも私達は信じています。人の存在を、可能性を、希望を、未来を。
私達は可能性の鳥を追い続け、追い求めています。