虚樹那システム

虚樹那システムは順調に開発が進んでおります。
我々は当初、本システムの開発工数を計算しておりましたところ、人類意識が数千人分必要との概算が出ました。

しかしながら、エイブン・ブレックス隊が試験導入している随意識携構体を用いることにより、これらを数十人分まで圧縮することが可能となりました。
議会からの反発も考慮し、ここらへんが適切な落とし所と皆様解釈されたことでしょう。

以上は全てがフェーズ3作業となり、以後はフェーズ4へ段階を進めます。
フェーズ4ではさらに虚樹那システムの拡張を進めて参ります。

具体的には第二計画人類とのさらなる人的協力、資材提供、それに伴う作業場の拡大です。
我々第一計画が惑星意識との間に結論を出すことで、人類はさらなる発展が約束されるのです。

<– 第一計画 途中経過報告書ウツロギダ021より –>