ノスティボア副脳実験事故問題
惑星意識戦争における人類勝利を確立するため、ノスティボア教授率いる脳科学者集団が起こした実験事故。
実験を成功させる為に、社会的に問題があるとされた約370名の様々な人物を実験と明示せず勧誘。
本人の承諾を得ないまま人体実験を行った。
この勧誘で誘われた人物に、横領で罪に問われた当時の政治家の息子が入っていたことから大規模な政治問題化した。
人体実験では本来の人間にある主脳に加え、副脳と呼ばれる第二脳を組み込むことにより
惑星意識攻撃から耐えられる人類を人工生産し、それらを組織化しようと計画していた。
だが実験事故により被検体の21名が逃走、上記の政治家の息子もまた逃走し、実験内容が広く社会に公表された。
当初は悪辣な人権侵害かつ法律違反である刑事事件と捉えられていたが、
この実験を複数の国家組織が支援していたこと、また著名人物による多額の寄付が発覚し、大規模な政治問題と化す。
最終的にこの問題は惑星意識が喫緊の課題であり、人類が集結しなければならない状況で、
人類を分断させなければいけない状況となり、政策遂行に重大な障害が生じた。
しかしながら、逃亡した21名の内、19名に極めて高い惑星意識による加害耐性があることが分かり、
軍用または秘密裏に高度な地位を獲得した人物もいる。
上記の政治家の息子以外、被検体の素性は一切明らかになっていないことも人類間の疑念と分断を加速させる一因となった。
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