私達人類は言葉と想いに呪われた可能性の存在である。
言葉は人を縛り、想いは人を呪ってきた。
社会構造が飢餓に瀕した時に、貪欲な豊かさは萌芽した。
その場には 数万人もの祝言を述べる人々が集まっており、私達はこれを脈動と名付けた。
脈動は社会の隅々まで瞬時に浸透し、飽和し、爆発と消滅を繰り返しながら拡散した。
それほどまでに私達はこの瞬間を待っていたのだ。
一体どれほどの刻を待ったのだろう?
今日の善き日はアルゴノードにとって善き日ではなく、人類にとっての善き日になる。
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