保護領域について
人は社会システムに組み込まれるモジュールとして再構築された。
状況に合わせて様々にモジュールを組み合わせ、その時々の状況に対応する考え方だ。
モジュールはおよそ1万8743種類に分類される。
本来モジュールに上下関係は無いが、その内基幹系と呼ばれるモジュールが 1288種ある。
この 1288種のモジュールは保護領域と呼称された。
先進分断領域について
保護領域はしばしば先進性と革新性から分断性質を持っていた。
我々は当初これをノイズと定義していた。
しかし再定義の過程で膨大な存在消失を伴いつつも可能性と再定義した。
オルド・モノア・ブリッジ計画
我々は過去実施した行為は経験経路と呼ばれ、これらは同時に安全領域と定義された。
混迷の時代においてこの安全領域は多用されたが、それは施策有効効率を下げることにも繋がった。
施策有効効率が下がった場合、その総量を確保するために施策実行担当者は量や回数を増やす。
これがさらなる施策有効効率を下げることに繋がった。
この問題を解決するために総量規制としてオルド・モノア・ブリッジ計画が発令されたが、
世界的規模で反対運動が生じた。
科学的総量規制は、目先の施策実行担当者の感情には響かなかった。
前線にいる人達もまた、人間なのだ。
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