ソコトラ周辺の海域上高高度において航空戦が展開された。
参加航空戦力は下記の通りである。
迎撃航空隊 ダビデ隊
迎撃航空隊 モスターニャ隊
迎撃航空隊 エルンシェット隊
戦闘航空隊 ケプリ隊
戦闘航空隊 アレース隊
軌道戦略衛星 グングニル
本任務は、イスマイリヤから出撃したグングニル破壊を目的としたと思われる惑星意識航空戦力(以下、スピットアローと呼称)を妨害することが目的である。
スピットアローの外見は大型の機械仕掛けの装甲板が張られた鳥のように見えるが、頭部に該当する部分が存在しない。
また翼下、背部、脚部に鋭利な槍のような物を装備しており、恐らくこれが攻撃主武器となる想定である。
これらが 24機出撃したと陸軍及び海軍から報告があった。
ダビデ隊がまず先行接敵し、敵進路の妨害および進行遅延させることに成功した。
ただしその際にダビデ隊の40% に相当する戦力が機能を喪失して離脱。
続いてモスターニャ隊とエルンシェット隊が接敵し、敵と乱戦状態へ遷移。
モスターニャ隊隊長から「Δόξα」信号を司令部は受信した後、音信途絶し全滅判定。
エルンシェット隊は戦力の過半を失い、副隊長から離脱指揮命令が出たがその後撤退中に全滅判定が出た。
この時点で海上から高空監視を行っていた艦隊より敵残存航空戦力が8機であることが判明した為、任務続行を判断。
精鋭で構成されるケプリ隊とアレース隊が現場空域に到着した為、交戦空域へ投入を決断、敵残存航空戦力破壊命令を出した。
接敵直前、敵スピットアローの2機は全翼から人を模した石像のような物を1体ずつ生み出し、投下した。
海上防空艦隊にこの石像破壊を命じたが、石像を破壊した瞬間に何らかの物理崩壊現象が発生した。
これは膨大な海水と対消滅したと考えられ、海上防空艦隊は突如海面に出現した巨大な穴に吸い込まれ沈没した。
ケプリ隊とアレース隊が接敵後、スピットアロー全機撃墜を確認した。
精鋭部隊損耗率も 10% の成果であった。
軌道戦略衛星 グングニル は予定通り目標地点到達後、軌道爆撃を行う。
<– 惑星意識戦争 戦時記録ファイル ソコトラ周辺海域高高度航空戦 戦況報告書より –>